腰痛の原因

Lowbackpain

腰痛の原因について

※ここでは、内科の病気は省きます。

思い当たる原因がある場合

・重いものを無理してもちあげた。
・長時間、座り続けていた。
・クシャミをした。
・普段、しない動きをした。
・腰を打った。
・骨に異常が生じた（疾患名で表示されるもの）
思い当たる原因がない場合

・朝起きるときに、いきなり痛みがきた。
・ただ歩いていたら、少しずつ痛くなってきた。
・子供の頃から気が付いたら痛かった。

腰痛が慢性化するとつらい事

朝
・目覚めてすぐに起きれない、起きあがる時に苦痛を伴い、気分がふさぐ。
・洗面台の前で立って顔を洗えない。歯がみがけない。髪のセットができない。
・台所までの移動がつらい。台所での作業がつらい。
・朝食をとる姿勢を続けるのがつらく、味がわかりにくい。
・着替えがしづらい。
・靴をはきづらい。
・車の乗り降り時の姿勢、および乗り込んだ後の運転時の姿勢がつらい。
・交通機関の乗り場で待っている時、および座席に座っている時や立っている時の姿勢がつらい。
昼
・昼食を摂りに行くための歩行がつらい。
・昼食をとる姿勢を続けるのがつらい。
・仕事に集中できず、仕事の効率が落ちる。
夜
・交通機関利用時の苦痛。
・着替え時の姿勢がつらい。
・夕食時の姿勢を続けるのがつらい。
・余暇時にくつろげない。
・洗面台の前で立って歯がみがけない、髪のセットができない。
・寝具へ移る動作がつらい。
・痛みで目が覚める。
・寝返りがうてない。
いかがでしたか
会社勤務の人の一日の生活でおこりうるであろう項目です。
これだけの「つらい」事が一日でおこり、それが毎日続くと考えるだけで憂鬱になります。

病院での診断の落とし穴

病院で診察を受けると椎間板ヘルニアやすべり症または骨粗鬆症による圧迫骨折などな病名を言われ、これが原因だと説明されるでしょう。しかし椎間板ヘルニアとして診断された手術を受けたが痛みが変わらないということは少なくありません。
手術はうまくいっているので、あとはリハビリをしながら様子を見ましょうと説明され、そのとおりにやっているが、なかなかよくならないという方は少なくありません。結果として自分がリハビリに真剣に取り組んでいないせい、年齢のせい、と悩まれてしまいます。

なぜ痛みがとれないのか

痛みが取れないのは病院で診断された病名による痛みではない場合が多いからです。
それは何か

筋肉の緊張、および関節間のずれが痛みの原因であることが少なくありません。もちろん筋肉や関節自体が損傷した場合もありますが、それは外科的な治療によるところが大きいため、ここでは省略します。

痛みの原因

では、なぜこのような事がおきるのでしょうか。痛みは筋肉の使い過ぎからくると思われています。しかしアスリートならともかく、普通に生活している人は同じ姿勢でいる機会が繰り返しが多く、それが原因となることが少なくありません。
こわばりを感じる時点なら表面から揉む程度で元に戻りますが、慢性的なコリ感を覚え始めてからでは解消されなくなります。特に最近ではスマートフォンを持つ姿勢が首や肩、腕への痛みの原因になりがちです。

痛みへの対策

筋肉の緊張、および関節間のずれである事が多いなら、それをほぐしたり、ズレを直せばいいのですが、筋緊張の硬さ具合、慢性化しているのか急性なのかによってやりかたを変えないと効果はでず、間違ったやりかたを行ってしまうと症状を悪化させてしまう可能性もあります。
例を出すと、急性の腰痛（ぎっくり腰）になりたての時に、早く痛みをとろうと腰を強く揉んでしまい、更に痛みが増して動けなくなった事があります。
これは、急性疼痛では筋肉は攣ったようになり、筋肉が伸びにくくなっている状態になっているにもかかわらず、無理やり伸ばして筋肉を更に興奮させてしまった結果です。
関節とは骨と骨を動かす隙間でありますが、骨には必ず筋肉がついています。
この筋肉の動きが悪くなり、あらぬ方向に引っ張られると、関節のズレが生じてしまいます。
ここで関節のずれのみを治しても、筋肉の状態を回復してやらないといずれ、再びずれが生じてきます。

最善の治療は

奥に付着している筋肉を直接ほぐす鍼が良い方向へ導きます。
外科手術なら可能ですが、痛みの度に体を切るのは負担になります。

治療に出せる金額

腰痛についてテレビ番組や雑誌、インターネットで見かける事が多くなりました。
これは、腰痛に悩む人がそれだけ多いと考えられているからです。
健康食品会社がおこなった腰に関するアンケートの記事に「この痛みをなんとかできるなら、いくらまでならだせるか？」というアンケートで300万円までならだせるという事でした。
これは、痛みを抱えて生活する苦しみを明確な数字で表われています。

鍼灸のイメージ

鍼灸は未だに、
・痛い、熱い、どんな事をされるのかわからない。
・いくら位かかるのかわからない。
・怪しい人が怪しい事をやっている。
という不透明なイメージが先行しています。
しかし、鍼灸の資格は国家資格であり、3年間教育施設で勉強し、卒業試験に合格するまでが、国家試験を受けるための条件であり、そこから更に国家試験に合格した者のみが開業できるので、開業している人は皆、体の事についての知識は豊富であり、信頼してよいと思います。